そうして毎日をやりすごす

離された手は永遠につなげなくなるわけではない。右の腕と左の腕をひらき胸をあけて待とう。ひらいていればいつか誰かと手をつなげる。それが知らない人か今おもう人かただ近くにいるだけの知人かは、明日になってみなければわからない。ぼくにできるのはただ、ひらきつづけることだ。