セルフしつけ、ということ

izumi_yu_ki2004-03-12

50円券の期限が迫っているからといって無理に季節はずれの豚汁を頼んでも得はなく微妙にすっぱい汁と微妙にくさい豚肉たちを飲み下すときに寄せてしまった眉間の皺のぶんだけ損といえるまるで100円ショップでついついバカ買いするかのごとく無駄じゃ無駄じゃ無駄じゃ。

番茶のまずにいられない。このまま腹がなんともなければいいが、気分的にすでにナニなのか、ごろごろと不穏な音をとどろかせているわが腸内会。

    • -

引越しをきっかけとして、自分にいくつかのルールを課した。
1 規則正しい生活 2 こづかい帳をつける 3 節酒。いずれも今のところ、続いている。とくに2のこづかい帳は、いい。自分がいかに無駄遣いしているかわかるし、生活の乱れまで一目瞭然。自覚していたつもりだったが、財布は無意識に開きっぱなしだったようだ。勤務中飲むコーヒーや茶だけでも結構な金額だし、外食すれば自炊の材料費1日分が一発でパー、居酒屋では一晩でヘタすりゃ1週間分の材料費がパー。集計してみて、思わずぞっとした。エンゲル係数高すぎ。このペースじゃ引越しの資金なんて半年たっても貯まらない。
先週、半分切りのキャベツを30円で買った。ちびちびと食べ続けているが、まだ一握り残っている。それほど、女子のひとり自炊の材料は少量。毎日安い野菜を買い、組み合わせながら献立を組み立てれば健康にもいいし、生活が整うことで気分的にも安らぐ。主婦のケチケチ節約など、やり過ぎると心まで貧乏臭くなってしまうが、適度にやる分には大いにけっこうだということが、おのずの体でわかった。

ひとり暮らしは何をしていても咎められることがない。その自由に浸りすぎて、あやうく心身ともに壊してしまうところだった。子供時代に大人から口うるさくしつけられた事は、すべてまったく無駄がなかった。大人になり、品性を保つ基礎としてとても役立つものだとわかる。大人たちに刻んでもらったそれらの貯金を使ってルーズになってしまった大人の自分を自分で“しつけ”直すことを、今やっている。

律するって、けっこう楽しいや。