赤い薔薇ソースのコンキリエ

金曜に風邪のヤな予感あり大事とって休みつまり週末は三連休で引っ越しとかここ数週の別れとか孤独とか諦念とかたくさんのストレス疲れをひとまず癒すことにした最終日の夕方はやけに綺麗な日暮れで思わず夕食を早め大きく窓を開けベランダに足を放り投げオレンジ焼けした彼方に向け乾杯したくなる。

銀河高原ビール飲まずにいられない。明日の健康のために酵母摂取。

カルデイでコンキリエを購入。貝の形をしたパスタだがサラダによく使われる爪ぐらいのやつより数段でかい。確かチーズやペーストなんかを詰めて供することもあったはず。食べ応えのあるショートパスタにはさらっとオイル味が合う。
アンチョビと指で砕いた乾燥にんにくを健康オイルで炒め、キャベツを入れる。コンキリエを足して最後に醤油を焼き付ける。じゅっ！となったら七味をまぜて出来上がり。
日没直前のベランダは、髪が固くなるほど寒いが、フリースのブランケットを肩に巻きつつ食べる。肉厚のコンキリエをクミクミと噛み締めると小麦のひなびた風味がほのかに広がる。既に陽は落ち、余韻の響くグラデーションがビルの谷間に染みて綺麗。
週明けは早朝出勤だ。さあ。