ちっちゃなバイトだけどおっきな意味があった

昨日、ある会社へ面接に向かいました。

ひとつ年をとると、さらに仕事を得ることが厳しくなりそうだから、たとえ額が低くても、アルバイトでも、コンスタントに外へ出て仕事がしたい。
いくら仕事の経験があっても、ブランクがあっては採用されない。編集やDTPは、10年やった末、才能がないことがわかった。音楽制作は、この年ではよほどの実力がないと食べられない。耳コピ職人や楽譜職人じゃ暮らせません。
コンビニやスーパーも無理。立ちっぱなしでは足がもたないです。アフィリエイトなんて性格的に無理無理。一般事務はほとんど経験なし。

もう、全然、わたしを使ってくれるところなんかないじゃん。いっそお金をかけて熟年婚活サイトに登録する?

そう思いつめていたら、1社、書類通過の連絡がきました。それが先週末。
広告会社での、求人広告原稿書きのアルバイト。

週3日、基本5時間だけという、何とも中途半端な募集だったんです。 それでも、「WEBとらばーゆ」に堂々と掲載されており、WEBエントリー→履歴書送付(一次)→面接&筆記実技(二次)という、それなりにプロセスを踏むものでした。

面接日は1月11日。つまり誕生日の前日だったわけです。

会社に行くと、予想していた通りの質問が。
「会社内で年齢差のある人とやっていけますか」

いくら書類で、「年は食ってますが若い先輩と十分やっていけます」と言っても、 信じてもらえないのです。だからとにかく、書類が通らない。 面接まで行けたのは、20本あまりの応募で、たった2本です。その2本目が、今回の会社だったわけです。

「長く続けてきた音楽系の仕事はしないんですか」
したいけど、仕事がないんです。

必死で説明しました。

プリンタのトナーを買う金にも困っているけど、カラートナーを買い、WEBで書いたものをバインダーで整えて持参しました。で、募集条件でもある「大量の文章を一気に書ける」ことを豪語してきた。ほんとは全然自信ないけど。

全力で精一杯アピールして、へろへろになりながら地下鉄に乗っていたら、 さっきの会社から携帯へ着信が。 

「よいお誕生日を迎えていただきたくて、早くご連絡しました。一緒にお仕事をしましょう」

・・・・・!

心配している母に、とりあえず仕事が増えた旨を伝え(バイトだけじゃ暮らせないにしても)、 最寄駅の前で途中下車して、早い時間から営業している焼き鳥屋へ飛び込み、 ぐいーーーっとホッピーを1杯!2杯!

新年会のお誘いもあったのですが、何となく飲み過ぎそうな予感がしたので、 辞退して地元で飲んでました。結果、記憶飛ばしました。気付いたら、布団で寝てました。
(不思議だ、いつどうやって帰ってきたのか覚えておりません)