石は投げてみなければわからない

読者をたくさんもつ日記サイト(私は再三言いますがブログという言葉が嫌いです)は、読者が多くなればなるほど、書き手側はちいさな宗教の神になっていくような気分になる、と、かつて万単位の読者をもつ何人ものサイト管理人から聞いたことがある。

確かにそうだろう。YESはすべて。NOはご法度。お約束の殿中ん中で個性をもてば乱心者として殴るける。そして、普段は落ち着いているコメント欄には、それを打ち消すかのような賛辞の嵐。

多くの読者をもつ書き手は、読み手が思うほど弱くはないことを、最近の方々は忘れているようだ。私も忘れていた。

そして何より、日常内容をセキララに晒す書き手には、熱狂的な女性ファンがつく。双方の距離感があいまいになり、俯瞰できなくなって管理人自身がもう面倒くさくなり、閉鎖してしまったサイトをたくさん見てきた。これらは、突然終わってしまうものだ。

ネガティブ事項はめったに表出しない。もしそれが1度、2度とあらわれてきたとしたら、そのサイトの健康が、損なわれ始めているということだ。サイトを追い込むのは、ネガティブではない。むしろその逆のファクターだ。

あなたのサイトにもしそのようなことが起きたとしたら、一度エントリーを第三者的な目で読んでみてはいかがだろう。