暖められた、刃

泊めてもらった友人の家で、お礼にと簡単なブランチをこしらえた。

1回転するとコンロとか壁とかスイッチとかいろいろ体にブチ当ててイテテになってしまう、狭い通路兼キッチン。忙しくてなんにも買ってないと恐縮されたけど、ちょっとオーバーサイズな冷蔵庫には、ふるさとからの救援物資がそこそこ詰めてあり、戸棚にもツナ缶とかファミリーサイズのスープとか味噌汁の素とかがたくさん入っていて賑やかだった。(わたしの冷蔵庫のがずっと孤独に冷えている。)

タマネギをスライス。その包丁を蛇口の湯であっためて、固いバターから一切れ取り出す。水で戻した乾燥ガーリックとオリーブオイルでタマネギとツナに火を通し、多めの塩で味を締めたパスタとまぜてバジリコ&しょうゆ&バターで一丁あがり。

日本の貧乏人パスタ、バジリコ風味。「ツナ・ジャリコ」で週末の朝は満腹。