というわけで

元気が足らない時にはスポ根漫画だ。「スラムダンク」は引越し直後に何度も読み返した。先週末からまたちょっとしょげていたので、「エースをねらえ!」を1巻から読み返し、気力の充電をはかった。

見知らぬ町。慣れない近隣の音。玄関先にしょっちゅうされる飼い犬の粗相。やな匂い。悪酔い。散在。金欠。

「どうしてこんなところにいるんだろう」と放心する日がしばらく続いたけど、やっとわずかずつだが受け入れられるようになった。街角でイチャつくカップルは、苛つく存在じゃなく観察対象に。赤の他人に隣接しちゃってお口とか体の匂いを避けられないのは辛いけど、窮屈な電車を早くやり過ごすコツも得た。

ずっと冬だった。これからホントの冬になるけど、春は遠からじ、と思える日は遠くないかもしれない。かしら。