ガチに弱いクリスタルハート

izumi_yu_ki2006-08-29

網タイツ黒ブーツミニスカロン毛白衣でイロモノ臭をぷんぷんいわせ始める前から言い訳用意してる奴にまともな演奏などできるわけもないのさそうさ慰めはいらないぜ。

涙ちょちょぎれずにいられない・・・。くっすん。大黒。

なんとなく予想はついたが、演奏そのものはとても聴けたもんじゃなかった。思い切り落ち込み、その日の夜には自責心にうなされ、翌日はグッタリと溶けてしまい会社を遅刻した。

パーティそのものはことのほか楽しく、酒もうまく、集まった方々ともたっぷりと交流することができた。コスプレしてると妙に社交的になるもんで、この対面恐怖性ぎみ(誰も信じないだろうけど)の拙が、まったく臆することなくいろんな方と話しまくった。

が、演奏のほうはいけない。他演目で必要だったエレピにトラブルが生じ、そこでまず慌ててしまった。落ち着こうと思っても、プログラムはどんどん進み、息つく暇なく大きく動揺した状態で出番を迎えてしまった。

客席と段差のないステージ、テルミンの前方1mのところにはもう人の顔。ひっくりかえるかと思うほどのパニック。おとなしく集中することができず、演奏前に挨拶などしちゃったらもう、さらに目の前が真っ白。すると。

右手が大硬直。けいれんまで起こしている。でももう伴奏は始まってしまった。もう、やるしかない。お客さんの顔がやけにハッキリ見える。あぁ、でだしの音を失敗した。あぁ、指が伸びない動かない。うぅ、手がふるえる。伴奏が聞こえない。

THE END。


恐らく拙は、自分の「目」に負けたんだと思う。客として自分を見たらこう思うだろう、と、集中しなければいけない場面で思い切り意識が拡散してしまったのだ。うまいと感心されたい、と自意識ホルモンが過剰分泌され、幽体離脱しちゃったのだ。

さて・・・この悪癖をどう克服しようか。ピアノ弾き語りニストの友人は、「そこに人なんていなくて自分ひとりで演奏してるという気になること」を、あがらない心得として教えてくれていた。本番では吹っ飛んじゃったけど、今度人前に立つ時には、自分の目を閉じ、目の前の音空間だけに集中したいと思う。

そしたら、もうちょっと上手に弾けるかしら。誉められるかしら。・・・あ、いけないいけない。


火曜日の食事は500円中華。レバニラと八穀ごはん、スープ。栄養つけんと立ち直ることもできゃせん。